第2話「スタッフとの物語」
- 豊田利晃

- 2021年3月25日
- 読了時間: 2分

『全員切腹』の製作発表がメディアでされて、身が引き締まる思いです。リリース文を作り、役者事務所、ミュージシャンに許可を取り、情報解禁の三日前にメディアに僕からリリース文を送りました。情報解禁日は非常事態宣言があけた22日にしようと、切腹ピストルズ隊長と決めました。どこのメディアも取り上げてくれて、本当に感謝です。でも、ここからです。
衣装は前二作と同じ、宮本まさ江さんにお願いしました。まさ江さんは映画界の衣装の第一人者で、大作から低予算からテレビまで、休むことなく忙しく働いています。大河ドラマ「いだてん」の衣装もやっていました。僕は22歳のときからの付き合いです。『王手』の現場で脚本と助監督をしているときの衣装がまさ江さんでした。あれから30年がたちました。30年間映画界で現役で残っている人は数少ないです。3月22日の発表の夜、祖師ケ谷大蔵の寿司屋でプロデューサーの村岡とまさ江さんと三人で呑みながら、30年も同じ人と映画を作っているんだと思うと特別な気持ちになりました。長い付き合いっていいものです。逢うのは映画を作るときのみ。映画作りは集合と解散の繰り返しです。同じスタッフ、同じキャストが集まることは絶対にありません。どんなスタッフが集まるのかで、映画作りの裏の物語がはじまります。その物語も傑作にしたいといつも考えていて、スタッフに声をかけていきます。
2021年3月25日 豊田利晃




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