top of page

第10話「日光江戸村のこと」

  • 執筆者の写真: 豊田利晃
    豊田利晃
  • 2021年4月6日
  • 読了時間: 2分

ree

江戸部屋から日光江戸村へ。共に栃木で距離は近い。江戸村はゴールデンブラウンののぶりんに連れて行ってもらった。その時、切腹隊長を誘い、大いに楽しんだ。昨年はドライブインシアターで『狼煙が呼ぶ』『破壊の日』を上映していただいた。花魁に手を添えられステージに上がった。江戸村は想像していた以上に楽しめる。のぶりんが食事の監修をしているだけあって、飯がめちゃくちゃうまい。江戸の料理が再現されている。巨大な居酒屋だと思って楽しむのもいい。伝承館は森永博志の監修だ。この一角は新しい発見と勉強になる。中でも浅草の鳶の千組の山口政五郎の私物コレクションは涎が出るほど素晴らしい。なんて、粋なんだろう。あの遊びココロは自分にはできない。そんなに日常への関心が薄いからだ。だから単純に感動してしまった。財布ひとつ。半纏ひとつ。粋とはこういうもんであったと昭和の親分が語りかけてくるようだ。夜の江戸村の花魁道中は華やかだ。ただ歩いていくだけなのだが、ディズニーランドのパレードより興奮する。僕のおばあさんは大阪で芸者の女親分をしていた。おじいさんは呉服屋。母親はお花とお茶の先生で琴も弾いた。父親はグラフィックデザイナーだった。おばあちゃんが芸者であったことを江戸村に行ったとき不意いに思い出した。なんか、懐かしく、しっくりくるのは昭和の人たちが持つ江戸文化の名残りだったのかもしれない。そんなことを思いながら車で渋滞の高速道路を疾走し、浜田山で撮影の槇と打ち合せした。長い二日が終わる。いまだ助監督は見つからず。操演部を探しながら電話をかけ続ける。


                           2021年4月6日 豊田利晃

 
 
 

コメント


bottom of page