第15話「脳梗塞、京都、全員切腹放送、桃の花」
- 豊田利晃

- 2021年4月17日
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兄が大阪で脳梗塞で倒れ、意識が戻ったが、言葉は発せられない状態。3年ぐらい連絡がなかったが、宗教法人に居候し、マクドナルドでバイトをしていたことがわかる。住民票は陸前高田にあり面倒だ。仲良しのラーメン屋、さるぱぱの大将に世話を頼む。今、大阪の病院には行けない。医者と電話で毎日やり取りする。
衣装、メイク打ち合わせ。メイクと小道具は京都からの参加。京都の映画人との仕事は楽しくて仕方がない。その人柄から映画人の匂いが漂っている。衣装、メイクの方向性を決めて、役者、エキストラを決め、一気に準備を進める。コロナの感染者は急激に増えている。聖火ランナーは日本のどこかを走っているらしい。僕たちもクランクインに向けて、松明に火を点けて走っている。
隊長の江戸部屋に渋川清彦と訪れ、YouTubeの「全員切腹放送」を録画。くだらない話を繰り返しながら、真夜中まで映画の打ち合わせが続く。切腹ピストルズの新曲のデモを聞かせてもらう。新しい切腹の音楽ができている。イメージが焚き火の中で広がっていく。庭には桃の花が美しく咲き誇る。
2021年4月17日 豊田利晃




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